リスニング力を上げるためには? その① リスニングの要素について
こんにちは。かずおです。
本州の方でも今日から広い範囲で雨が降っているみたいで、梅雨の訪れを感じます。
そんなあなたに聞いてほしい
RADWIMPSの「アメノヒニキク」です。どうぞ。
すいません。何も流れません。
犬で勘弁してください。
今日はリスニングについて考えてみます。
過去、塾の生徒や私の友人からよく
「リスニング力を上げるにはどうしたらいいの?」
という質問を受けました。
「リスニング能力を上げるには?」
という質問に答えることはとても難しいですよね。漠然とし過ぎていて。
そこで今回は、まずリスニングという活動がどのような要素から
成り立っているのかを考えてみることにしました。
リスニングを要素要素に分けて考えることで、
自分がリスニングの中でどの部分が足りてないのか、
どのような学習をしていけば良いのか多少の役には立ちそうですよね。
リスニングの要素については学者の方々によって様々なまとめ方があるようですが、
今回はMicheal Rost (1991) のものを見てみましょう。
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1. discriminating between sounds
(音素を識別する)
"light" や "right" の / l / / r / といったように単語に含まれる一つ一つの音素を識別することです。
僕はちょっと自信ないです。
2. recognizing words
(語を認識する)
"tomato"と言われて「トマトだ」と認識することですね。僕はトマト嫌いです。
3. identifying grammatical grouping of words
(文法を認識する)
"I wish I had a cat."という文が仮定法に基づくことを理解し、その意味理解をすることです。 僕は犬を飼いたいです。
4. identifying pragmatic units with function as whole units to create meaning (語句表現を認識する)
"rain cats and dogs" =「雨がざあざあ降る」といった表現なんかを理解することです。
今日の天気のようですな。
5. connecting linguistic cues to paralinguistic cues and to non-linguistic cues
(話す速さやピッチ、ジェスチャーといった情報を利用する)
お金を表すジェスチャーをしている人を見て、「今この人はお金の話をしている」というように、その情報を用いながらリスニングをすることです。
6. using background knowledge and context to confirm meaning
(背景知識や文脈情報を利用する)
「あいつ今度デートに誘いたくてさー」と言われた時に、これまでの話の内容や状況などを踏まえて「あいつ」を理解できるかというようなことですね。
7. recalling important words and ideas
(重要な言葉や考えを記憶保持する)
さっきまで話されていたことの内容をある程度覚えていることです。
英語を始めた頃は1つの単語や文に集中し過ぎてしまって
さっきまで話されていたこと忘れてしまうということは結構ある気がします。
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ここまでリスニングの要素を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
「自分はそもそもLとRの音の聞き分けができない」とか
「リスニングする時にはジェスチャーといった非言語情報も大事なんだな」とか
これまで何となくリスニングの勉強をされていた方で、
リスニングに対してのより具体的なイメージをつかんでいただけたら幸いです。
それぞれの要素について、具体的な勉強法については
またいつか、考えていきたいなと思います。
お読みいただきありがとうございました。
かずお
参考
Rost, M. (n.d.). Listening in Action, Attentive Listening. Retrieved June 21, 2017, from http://www.academia.edu/7285806/Listening_in_Action_Attentive_Listening